「お風呂掃除で使う洗剤はどれがいいの?」場所別のおすすめ一覧
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お風呂掃除の汚れといっても、全て同じ洗剤で取れる汚れではありません。効率よく掃除すれば時間短縮になり、苦痛だった掃除が楽しくなるかも。場所別のお風呂の洗剤と、掃除のやり方とお手入れ方法をまとめました。
場所別「おすすめの洗剤と掃除のやり方」
「お風呂掃除は時間と体力が必要でキライ」という人も多いですよね。キライでも掃除しないと、黒ずみやヌメリなどが出てきてしまう原因に。
場所別で洗剤や掃除方法が異なるので、順番に説明していきます。
お風呂の鏡「ウロコ汚れ」の掃除するやり方
ウロコの正体の水垢はアルカリ性。アルカリ性の汚れは、酸性の力を借りると落とせます。自宅にある酸性のものといえば、料理で使うレモン汁や酢。これらを使えば簡単に掃除が出来ます。
今回は、料理で使い切れず捨ててしまう「レモン汁」を使って掃除します。まず材料は、レモン汁とキッチンペーパー、ラップ、メラニンスポンジ、歯磨き粉の5つです。
レモン汁を使った掃除の手順は次の通り↓
- 洗面器にレモン汁を入れる
- キッチンペーパーをレモン汁に浸す
- 浸したキッチンペーパーを鏡全体に貼り、その上にラップで覆う
- そのまま1時間くらい放置
- キッチンペーパーとサランラップを外す
- 使ったラップを丸めて鏡全体を擦る
- 歯磨き粉つけたメラニンスポンジで磨く
ここがポイント
手順6と7の時に、くるくる小さな円を描き、優しく撫でるようにすれば頑固なウロコが取れる。
そして、この方法はレモン汁の酸の力でウロコを分解し、柔らかくするので、鏡の表面を傷付けずに掃除が出来ます。もし、レモン汁がない場合は、酢やクエン酸で代用すればOK。
お風呂のドアを掃除するやり方
お風呂のドアの汚れは、黒カビと水垢の2つの汚れが存在しています。
発生間もなければどちらの汚れもお風呂用洗剤で落ちますが、頑固な汚れになるとそれぞれをの汚れにあった洗剤で対処しないと落ちません。
では、まずはドアパキンの黒いカビの掃除方法から紹介。
ドアパキンの黒いカビは、発生間もない場合は、バスマジックリンなどのお風呂用の洗剤である「中性洗剤」で擦ると落ちます。
ただ時間が経つと擦っても落ちないカビになります。そうなったら、塩素系漂白剤のチカラを借ましょう。やり方は簡単で、直接カビに漂白剤をかけるだけ。
スプレータイプの漂白剤を使用した場合は、ラップで密閉したほうが浸透しやすくなります。面倒な場合は、ジェルタイプの塩素系漂白剤を使うと、密閉する手間もなく使用出来るのでおすすめですよ。
もう一つの水垢汚れの掃除方法を紹介。
水垢汚れはハイターでは落とせません。水垢汚れには、100均で買える「クエン酸」がおすすめ。クエン酸水を使って、簡単に掃除してみましょう。
クエン酸水を作るのに必要なものは以下。
- クエン酸:小さじ1
- お湯(42℃くらいの温度がベスト):200ml
- スプレーボトル
そして、実際に作る時には次のような順番で作っていきます。
- スプレーボトルにクエン酸 小さじ1を入れる
- 1.の中にお湯を入れる
- 蓋をしてよく混ぜる
クエン酸水を作る時の注意としては、「水(お湯)は腐ってしまう」という事。だから、その日に使う分だけを作るようにして、作りおきしないようにしてください。
次に作ったクエン酸水で掃除する手順です↓
- 水垢汚れが気になる場所にスプレーする
- 1.の上にキッチンペーパーを敷き、さらにスプレーする
- 1時間ほど放置
- スポンジで軽く擦りながら流す
このクエン酸水を使う時の注意事項
塩素系漂白剤とクエン酸を同時に使うと、有害なガスが発生します。直後に使うのも危ないので、もし先にカビキラーを使用した場合は、次の日にクエン酸水を使って掃除してくださいね。
浴槽とお風呂グッズを掃除するやり方
浴槽掃除の準備品は、残り湯とワイドハイターのEXパワー粉末の2つだけ。
浴槽を「擦らない」掃除の手順は次の通り↓
- 残り湯にワイドハイター1本まるまる入れて溶かす
- 1の中にお風呂グッズを入れる
- 追い焚きをして、20〜30分ほどつけ置き
- 浴槽とお風呂グッズを洗い流す
お風呂グッズを浴槽に入れても、残り湯が少ない場合は足し湯しましょう。目安は、お風呂グッズがしっかり浸かるくらい。
そして、温度調節できる追い焚きであれば、50℃に設定。もしなければ何度か追い焚きして熱めのお湯にすればOK。
そのまま20〜30分くらい放置し、その後は洗い流すだけで簡単にドロドロ汚れが取れます。触らずに浴槽もお風呂グッズもピッカピカに掃除できるので、忙しい主婦には嬉しいですよね。
お風呂のエプロン内と排水口を掃除する方法
普段隠れている場所だからこそ、カビがびっしりになるエプロン内。定期的に掃除したくても面倒なので出来ない場所です。出来れば半年に一度掃除ましょう。
エプロン内の掃除は、カビキラーを使えば簡単に出来ます。エプロン掃除の手順は、次の通り↓
- エプロンを開ける
- エプロンの内側にお湯をかける
- カビキラーを噴射して、20〜60分くらい放置
- お湯で流し、残った汚れはブラシでこすって取り除く
- エプロン内を乾かしてから、蓋をする
エプロンを開けると、びっしり汚れがこびり付いています。カピカピな汚れに直接カビキラーを吹きかけても、カビキラーの効果は半減。ブラシで擦る範囲が増え、面倒になるだけ。
そうならないために、まずはお湯をかけて汚れをふやかしましょう。汚れをふやかすことで、カビキラーが浸透しやすくなり、ブラシでゴシゴシ擦らなくても頑固な汚れが落ちます。
ここがポイント
42℃くらいのお湯を使うと、汚れをふやかしやすい!
エプロンを外した時に排水口も掃除しやすいので一緒にカビキラーで掃除しましょう。
お風呂の床の掃除のやり方
ピンク色のヌルヌル汚れであればお風呂用洗剤で擦れば落ちます。頑固な黒ずみ汚れには、重曹+酢(クエン酸)パックが有効です。
重曹+酢(クエン酸)パックのやり方の手順は次の通り↓
- 重曹に酢を入れて混ぜる
- 気になる汚れに1を塗ってラップをする
- 30分〜1時間ほど放置する
- ラップを外し、ブラシで擦る
- 最後にお湯で流す
重曹と酢の割合は、2:1の割合ですればOK。汚れの範囲によってパックの量が異なるので、調整しながら作ってくださいね。
お風呂の壁の掃除のやり方
壁にタイルがあって黒カビがあればカビキラーを使って掃除して下さい。特に目立つ汚れがない場合は、お風呂用の洗剤を使いスポンジで掃除すればOKです。
普段のお手入れのやり方
キレイに掃除したお風呂をキープするには、毎日の習慣が大事です。
お風呂汚れは、カビや水垢が原因なので、これらが発生しない環境にすれば掃除が楽になります。
だから、毎日の掃除は、お風呂上がりにシャワーの水でしっかり洗い流し、水切りワイパーなどを使い、しっかり水気をとるだけでOK。
お風呂場に水気を残さないことが、カビや水垢汚れの予防になるので、壁だけでなく床や天井も水切りワイパーすることをオススメします。
そして、週に一度だけ、お風呂用の洗剤とスポンジを使って掃除するだけ。大半の汚れは落ちるので、よっぽどのことがない限り先ほど紹介した「場所別の掃除方法」はする必要がありません。
毎日コツコツ掃除するだけで、大掃除が楽ちんになるので試してみてくださいね。